先月イギリス学んだことは今後の自分のあり方を変える大きな分岐点になったと思います。正直なところ、年齢的な衰えを感じているところに出場停止処分が重なり、競輪に対するモチベーションを持つことの大変さを実感していました。これまでひたむきに競輪にのみ向き合ってきたのですが、いざレースが無くなり、目標が無い状態でレーニングを積み重ねることは想像以上に難しいもので、ひとつのことをやり続けること、好きなものを極めることの難しさが復帰戦への不安にも繋がっていました。しかし、今回のイギリスに行ったことでこれらの不安は全て払拭され、むしろ今後の新たな可能性に向けて走りだすきっかけにもなり本当に素晴らしい出会いと経験が出来ました。また自分のこと以外にも世界のトレーニングのレベルの違い、人材育成の環境と取り組む姿勢の違い、自転車競技の認知度の違いを肌で感じ、見習うべき部分がたくさんあることに気づきました。もしかしたら、イギリスが自転車競技世界一の国だから過大評価してしまっているのかもしれませんが、それでも実のある経験が出来たことは間違いありません。今後は、今回学んだ正しいトレーニング方法を基に練習をしながらも自分のことだけに捕らわれず、競輪業界全体のために何が出来るかを考えながら競輪に向き合って行きたいと思います。先日の地区プロでは正直まだ練習不足で体的にもかなりきつく感じましたが、久々の実戦の中、なんとか力を出し切り優勝することが出来ました。復帰戦まで、もう実戦でのレースは出来ませんが、復帰するまでにはもっと良い走りが出来るように頑張りますのでこれからも応援よろしくお願い致します。